支え合いの地域づくり

ボランティアセンター

◇ボランティアセンターによる地域福祉への住民参加の支援

ボランティア活動を「自分らしさを活かしての積極的な地域参加活動」と定義し、ボランティア活動の促進・支援等を行います。

ボランティアセンターの主な役割は、(1)相談・活動調整(2)登録促進・活動支援(3)情報提供、啓発、育成、養成(4)ボランティア団体、関係機関等とのネットワーク構築(5)災害ボランティア事業があります。

福祉センター、各支所、各出張所にボランティアコーディネーターを配置し、身近な地域で相談を受けています。

 

(1)相談、活動調整

・ボランティア(ボランティアをしたい、ボランティアをお願いしたい等)に関する相談の受付、相談者に合った活動先やボランティア団体等の紹介  など

 

(2)登録促進、活動支援

・個人及びグループのボランティア登録

・ボランティア保険の加入手続き

詳しくは「愛知県社会福祉協議会ホームページ(福祉の保険)」をご覧ください。

・登録グループへの活動費の助成・表彰推薦  など

 

(3)情報の提供、啓発、育成、養成

・情報紙「ぼらんてぃあだより」の(毎月約8,000部)発行

・ホームページ「とよたぼらんてぃあ広場」での情報発信

・「Facebook」「ボランティアメール(ボラメ)」での情報発信

・生涯学習出前講座

・ボランティア講座、ボランティア講演会の開催

・使用済み切手、ベルマーク等の収集、整理、寄贈事業  など

 

(4) ボランティア団体、関係機関等とのネットワーク構築

・ボランティア情報交換会の開催

・お助け隊ネットワーク会議の開催

・中間支援組織、企業・団体との連携(コア会議)

・豊田市子どもの支援ネットワーク交流会の開催  など

 

(5) 災害ボランティア事業

・災害ボランティアコーディネーター養成講座の開催

・災害ボランティア支援センター立上訓練の実施

・災害復興支援ボランティアネットワーク加盟団体との連携  など

地域福祉人材の育成

◆とよた市民福祉大学

 

 平成28年度より開講し、「福祉入門コース」と「家庭介護コース」の2コースで、地域における福祉活動の担い手の育成、介護人材の養成を目的に実施しています。

これまでの受講修了者は332名です。修了者に対し、認知症理解専門講座等の修了生のフォローアップや修了生のためのシンポジウムの開催を行うなど、地域での主体的な活動支援をします。

また、とよた市民福祉大学を知っていただくとともに、地域福祉に関心を持っていただけるよう、市民公開講座を実施しています。

 

◆障がいを理解するための実践教室の開催

 

児童・生徒に講義や体験を通して障がいを理解してもらい、福祉の心を養う機会づくりを目的として実践教室を開催しています。

 

 

 

令和5年度実績 小学校 中学校 高等学校 合計
実践教室開催 37校95回 2校4回 4校9回 43校108回

 

 

 

 

地域ふれあいサロン

 平成12年度から開始した「地域ふれあいサロン」は、子どもから高齢者までいきいき元気に暮らせるように、近隣住民の「ふれあい」の場づくりによるご近所支え合いの事業です。

自治区の皆さんによりサロン運営や、体操、ゲーム、物づくり、脳活性化トレーニング(音読、計算、漢字の書き取り)等地域から要望のある活動ができるように支援を行い、地域ぐるみで“支え・支えられ”る、ぬくもりの感じられる地域づくりを応援します。

 

●令和6年3月31日現在、249サロンにおいて実施

地区名 サロン数 地区名 サロン数 地区名 サロン数
崇化館 13 竜 神 松 平
梅坪台 末野原 藤 岡 22
浄 水 若 林 藤岡南 10
朝日丘 前 林 小 原 13
逢 妻 10 若 園 足 助 16
豊 南 猿投台 下 山 22
高 橋 井 郷 22
美 里 石 野 稲 武 13
益 富 猿 投 合 計 249
上 郷 保 見    

 

災害復興支援ボランティアネットワーク

社会福祉協議会は、市内及び市外、並びに海外で発生した災害について、

円滑な復興支援ができるように、災害復興支援ボランティアネットワークを組織しています。

コミュニティソーシャルワーカーの配置

身近な地域において、世帯が抱える様々な悩み事を気軽に相談でき、専門的な支援機関に結びつけられる環境づくり(個別支援の充実)と住民間で支え合う地域づくりを行います。また、配置窓口のほか、各支所でも相談を受けています。

配置窓口 担当地区 窓口開設時間等 電  話
豊田市福祉センター

(錦町1丁目1番地1)

崇化館・梅坪台・浄水・朝日丘・逢妻・豊南 火曜日~土曜日

(祝日及び年末年始を除く)

午前8時30分~午後5時15分

31-1294
上郷

出張所

上郷コミュニティセンター

(上郷町51-1)

末野原・上郷 月曜日~金曜日

(祝日及び年末年始を除く)

午前8時30分~午後5時15分

 

※松平出張所に職員は常駐していません。

必要時にお伺いします。

 

41-5088
猿投

出張所

猿投コミュニティセンター

(四郷町東畑70-1)

猿投台・井郷・猿投・保見・石野 41-3082
高岡

出張所

高岡コミュニティセンター

(高岡町長根51)

竜神・若林・前林・若園 85-7720
高橋・

松平

出張所

 

高橋コミュニティセンター

(東山町2-1-1)

 

高橋・美里・益富

 

85-1120
松平コミュニティセンター

(九久平町寺前16)

松平

コミュニティ会議福祉部会への支援

豊田市内の中学校区単位に設けられている「コミュニティ会議」は、助け合いに満ちた「ふれあい豊かな近隣社会」をつくることを目指しています。自治区・高齢者クラブ・子ども会などの各種団体で組織され、地域の課題解決に向けた意識啓発事業、交流事業、研修事業等が行われています。

社会福祉協議会は、コミュニティ会議に「福祉部会」の設置をお願いし、地域での福祉事業の展開を推進します。

 

ふれあいサービス事業への支援

◇ふれあいサービス事業への支援 

地区コミュニティ会議が運営主体となって、地域の高齢者等の閉じこもり予防を通し、ふれあいの機会を作ることを目的とした「ふれあいサービス」が、令和3年度は6地区(朝日丘・高橋・美里・井郷・豊南・竜神)で実施されました。そのうち従来通り集合型でのふれあいサービスは、4地区(朝日丘・高橋・美里・井郷)で実施されました。新型コロナウイルス感染症の拡大により、方法を変え利用者と交流を図った地区もあります。その他、猿投台・松平地区は地区コミュニティ会議福祉部会の活動として取り組んでいます。

 

 

自治区単位で実践される福祉活動の支援・協力

◆小地域福祉活動の内容

小地域福祉活動では、以下の機能で実施しています。

 

(1)啓発、育成

地域住民や自治区、民生委員児童委員協議会、地域会議、コミュニティ福祉部会などの団体向けに福祉の講話や体験などを実施しています。また、自治区防災訓練において、車いす体験や高齢者擬似体験を実施しています。

 

(2)多機関連携

自治区、民生委員児童委員協議会、地域会議、コミュニティ会議、行政、交流館、学校、福祉・医療事業所、企業・NPOなどの団体の定例会などへ参加や、協力の依頼をします。また、情報交換や多機関での研修に参加しています。

 

(3)地域福祉活動団体支援

コミュニティ会議福祉部会、ふれあいサービス、地域ふれあいサロンなどの団体の取り組みを支援しています。また、代表者等の情報交換会を開催しています。

 

 ・コミュニティ会議福祉部会への支援

豊田市内の中学校区単位に設けられている「コミュニティ会議」は、助け合いに満ちた「ふれあい豊かな近隣社会」をつくることを目指しています。自治区・高齢者クラブ・子ども会などの各種団体で組織 され、地域の課題解決に向けた意識啓発事業、交流事業、研修事業等が行われています。社会福祉協議会は、コミュニティ会議に「福祉部会」の設置をお願いし、地域での福祉事業の展開を推進します。

 

 

 

各支所の地域支援(支所の取組紹介)

【足助支所】

 

① 関係機関と連携した地域支援

市や包括支援センターと毎月「ふくふく会議」を開催し、情報交換を行い住民の暮らしの困りごとがすみやかに必要な関係機関につながるような体制強化をします。

 

② 地域連携の基盤づくり事業の支援

地域の拠点となっている商店やふれあいサロン等の住民に呼びかけ「足助まるっとささえあいの会」を開催し、住み慣れた地域で暮らし続けていけるように住民の皆さんと一緒に考えます。

 

③ 多世代が交流・活動できる居場所の展開

月1回まめだサロンを開催し、地域の皆さんが気軽に集まれる居場所づくりを展開します。

学校の長期休暇にあわせて、様々な年齢の方が関われるようにイベントを開催し交流する機会を提供します。

 

 

 

【稲武支所】

 

① 地域福祉の理解促進、活動支援

稲武地域でいつまでも暮らし続けるために・・ふくしの教室を開催し、身近なふくしを知り、感じ、更なる活動の拡大や新たな人材確保に繋がるよう取り組みます。

 

② 親子の多世代交流居場所づくり事業

稲武福祉センターを拠点に週1~2回、未就学児童から高齢者まで誰もが気軽に集まり、楽しく過ごせる居場所づくり事業を実施しています。

子育て世代同士の相談や情報交換の場となっています。

 

③ 子どもの長期休暇の多世代交流事業

小学校の長期休みに、地域の子どもを中心に元気に過ごせる多世代交流の居場所として稲武ゲンキッズを開催しています。子ども達は宿題や地域の高齢者、障がい者と一緒に物づくり体験やスポーツ交流を行うことで地域で共に暮らすことを知り、感じ、学ぶ場となっています。

 

 

【下山支所】

① みまもり・ささえあい事業

住民が主役のまちづくりの推進の一環として、講演会等を開催し、地域住民の支えあいの気運づくりを行い、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう取り組みます。

 

② オレンジガーデニングプロジェクト

認知症のシンボルカラーであるオレンジ色の花の種や苗を集めて地域に配ることにより、認知症の方や地域の住民が一緒に花を育て、繋がりをもつことで認知症になっても暮らしやすいまちを目指します。また、多世代で花の植え替え等を行うことにより多世代交流ができるよう取り組みます。

 

③ 防災・減災事業

災害に対しての『備え』の必要性や地域のつながりの大切さを知り、適切な避難行動がとれるよう、防災関係団体の懇談会への参加、自主防災会と協力して講演会を開催し、地域の防災意識の向上に努めます。

 

④ 子どもの居場所作り事業(しもっこ広場)

長期休暇中の小中学生を対象に施設を開放し、地域住民及び関係団体が講師となり様々なイベントを開催して、多世代交流も視点に入れた交流活動を実施します。子ども同士で多くの体験を通じて、他者との関わり方を学ぶ機会を提供します。

 

 

 

【旭支所】

 

① ぬくもりの里・やさしい美術作戦事業

福祉のまちづくりの一環として、平成24年度から実施している事業です。施設利用者の拡充と地域に開かれた「ぬくもりの里」を目指して、地域住民の協力のもと事業を行います。また、この美術作戦の関連催事として、ぬくもりの里企画展を開催し、施設利用の充実を図ります。

 

② 第2次地域福祉活動計画(旭地区版)の推進

・支えあいのまちづくりを推進しよう!

・誰もが活躍できる仕組みをつくろう!

・災害に備えた意識啓発・環境整備を進めよう!

・安全・安心な移動手段を推進しよう!

地域住民、関係機関・団体等と力を合わせ、「笑顔と支えあいのまち ぬくとい旭」を目指します。

 

③ 「福祉特派員制度」の拡充

日々の生活の中での小さな変化や気づき(生活課題等)をすぐに伝えられ、その生活課題を速やかに解決できる仕組みである福祉特派員制度を拡充します。

今年度で8年目となり登録者は341名となりました。

 

④ ぬくもり参観日

地域住民やご利用者様のご家族に社会福祉協議会、介護保険事業の役割・機能を知っていただく機会としています。

 

 

 

 

【小原支所】

 

① 高齢者の生きがいと健康づくり事業 いきいき教室

閉じこもり予防や施設の利用促進を目的に体験型の教室を毎月9回開催しています。教室は25種類あり、講師は地域のボランティアの協力で、巡回バス事業の日程に合わせて実施しています。

 

② ふくしの里ふれあい教室・自由教室

「ふれあい教室」は、長期休暇期間に体験講座を実施し、子ども(親子)、障がい者、高齢者が参加できる多世代交流を行っています。

「自由教室」は長期休暇期間に和室を開放し、小学生や中学生が宿題や交流などを行っていただく居場所として実施しています。令和5年の夏からボランティア団体と連携し、週に1回程度子どもクッキングも実施しています。

 

③ まちづくりリーダーサミット

地域会議との共催にて、支え合いによる地域づくりを進めるため、住民が地域活動を知り、新たな地域活動に関わることができる人材を増やす事を目的に実施します。閉じこもり予防や施設の利用促進を目的に体験型の教室を開催しています。教室は17種類あり、講師は地域のボランティアの協力をいただいて、巡回バス事業の日程に合わせて実施しています。

 

④ おばボラ

中学生を対象に年間を通じて、地域のボランティア活動や子どもから高齢者までの施設を知って体験し、地域の発見・興味・関心・理解を深め、地域への誇りや愛着を生むことを目的に開催しています。

 

 

 

【藤岡支所】

 

① ゆめ広場

子ども(親子)から高齢者まで、どなたでも自由に集まれる場所です。参加者のやりたいことができるよう、体操、工作、パズル等いろいろなプログラムを用意しています。子育て世代の息抜き、世代間交流、特技発表や居場所・生きがいづくりの場となるように働きかけています。

 

② ご近所支え合い事業

住み慣れた地域で安心して暮らすためには?「支え合い」をキーワードに、防災訓練などを通じて自治区の皆様と共に地域づくりに取り組みます。

 

③ 福祉講座開催

地域の課題や取組に対して、講座を開催することで福祉により一層関心を持っていただき、地域の方々の「まちづくり」に役立てていただけるよう実施していきます。

民生委員・児童委員との協力、連携

民生委員・児童委員は、地域住民の多様な福祉ニーズの把握、情報の提供、関係機関への調整をしています。民生委員・児童委員の活動は、社会福祉協議会の役割である地域福祉の推進と共通しており、毎月開催される地区協議会への参加や専門部会との連携を図ります。また、長寿祝品の配布等にご協力いただいています。